2025/05/26 ニュース
新エネルギーとして注目される「海洋温度差発電」

海水の温度差を利用した「海洋温度差発電」が注目されている。太陽によって温められた表層の海水を使い、沸点が低い代替フロンやアンモニアを蒸発させることで、タービンをまわして電気を得る。続いて、海底から引き上げた冷たい海洋深層水を使い、蒸発させた媒体を再び液化して循環させるしくみ。24時間365日、ほぼ一定の出力で運転可能であることから、原子力発電や石炭火力発電などが担っているベース電源としての役割が期待されている。